1|経理的基礎が求められる理由

産業廃棄物収集運搬業は、公共性の高い事業です。もし途中で倒産や資金ショートが起きれば、委託者や地域社会に大きな影響が出ます。
そのため、許可の申請時には「この会社が安定して運営できるか」を判断する必要があります。その判断材料として決算書3期分の提出が求められるのです。

2|単年では分からない会社の実力

1年だけの決算書では、たまたま良かったり悪かったりといった偶然の要素に左右されます。
例えば、設備投資で一時的に赤字になったり、単発の大口案件で黒字になったりすることがあります。
3期分を並べてみることで、会社の本来の体力や収益の安定性が見えてくるのです。

3|財務の安全性を確認する

審査では、債務超過に陥っていないか、自己資本がしっかりあるかといった点もチェックされます。
また、借入金の返済に無理がないか、資金繰りが安定しているかといった点も、3期分の数字を見ることで判断できます。

4|収益の構造を見る

売上が特定の取引先に偏っていないか、兼業で本業が圧迫されていないかといった点も大事です。
3期分を見比べることで、売上や経費のバランスが安定しているかどうかを確認できます。

5|3期揃わない場合の対応

新設法人などで3期分が揃わない場合は、試算表や資金計画書、銀行残高証明などを提出して補うことができます。
大切なのは「資金繰りに問題がなく、今後も継続して事業を行えること」を示すことです。

6|赤字があっても即不許可ではない

1期だけ赤字があるからといって、必ず不許可になるわけではありません。
大切なのは、赤字の原因が一時的なものか、改善の見込みがあるかを説明できるかどうかです。

まとめ

産廃業許可で決算書が3期分必要とされるのは、

  • 会社の継続性を確認するため
  • 財務の安全性を確認するため
  • 収益の安定性を確認するため

といった理由があります。
日頃から月次決算や資金計画をしっかり管理しておくことで、許可申請時にもスムーズに対応でき、信頼性の高い事業者であることを示せます。

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吉田哲朗
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