日々の生活や仕事の中で出る「ごみ」の中には、**再利用できる価値のあるもの(=有価物)**と、**処分が前提のもの(=廃棄物)**があります。

有価物とは?

 有価物とは、再資源化や再利用を目的に売却や譲渡できるもの

たとえば:

  • 古紙や段ボール
  • 金属くず(鉄・アルミなど)
  • 中古機械、部品

法律上、「ごみ」ではなく「資源」として扱われます。

廃棄物とは?

廃棄物は不要となり、処分が前提のもの。種類によっては法的に厳格な処理が必要です。

  • 生ごみ、汚泥、壊れた家具
  • 建設現場の廃材など(産業廃棄物)

境界線に注意

 同じ物でも、処理の意図によって区分が変わることがあります。

例:鉄くずを売却→有価物/捨てるだけ→廃棄物

企業では、有価物として扱う場合、取引実態や証明書の保管が重要です。誤った扱いは法令違反になるリスクがあります。


まとめ

 有価物と廃棄物の違いを正しく理解することは、適正処理・コスト削減・環境保全につながります。日々の業務の中で、意識して区別することが大切です。

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