製造現場では、製品製造の過程で様々な産業廃棄物が発生します。これをそのまま最終処分場に送るのではなく、事前に破砕・圧縮・分別などの処理を行うのが「中間処理」です。


中間処理の目的

  • 減容・安定化により輸送効率を上げ、コスト削減を図る
  • 再資源化の促進や処理の安全性向上
  • 排出事業者責任として適正処理の履行

主な処理例

処理方法対象目的
破砕プラスチック、木くず等減容・搬送しやすく
圧縮紙くず、繊維くず保管効率化
分別混合廃棄物リサイクル精度向上

自社で中間処理を行う場合の注意点

  • 産業廃棄物処分業の許可が必要(都道府県知事から)
  • 処理施設の構造・管理体制に法的基準あり
  • 運用には帳簿管理・記録保存・環境配慮が求められます

委託処理する場合でも…

  • 最終処分まで排出事業者が責任を負う
  • マニフェスト管理や委託契約のチェックは必須

まとめ

製造業における中間処理は、コスト削減だけでなく、法令遵守・社会的信頼の確保に直結する重要な工程です。事業内容に応じて、自社処理と委託処理を適切に使い分けることが求められます。

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