
産業廃棄物の中間処理にはさまざまな方法がありますが、なかでも「選別」と「圧縮」は、リサイクルや減量化を進めるうえで欠かせない基本工程です。
本記事では、それぞれの役割や目的、処理の流れをわかりやすく解説します。
1.選別とは
**選別(せんべつ)**とは、廃棄物を種類や性質ごとに分ける工程のことです。
廃プラスチック、金属、紙くず、木くずなど、異なる性質のものを混ぜたままでは再利用が難しく、適切な再資源化ルートに回せません。
選別作業は、主に手選別と機械選別に分かれます。
- 手選別:作業員が目視で素材を見分け、コンベア上で仕分けを行う方法。
- 機械選別:磁力選別機、風力選別機、ふるい分け機などを使い、自動的に素材を分離する方法。
こうした工程によって、リサイクル可能な資源を最大限に取り出すことが可能になります。
2.圧縮とは
圧縮(あっしゅく)は、選別された廃棄物を圧力で小さく固める処理です。
圧縮する目的は以下のとおりです。
- 容積を減らして輸送・保管を効率化
- 再資源化施設への搬入を容易にする
- 再生原料として扱いやすい形状に整える
代表的な機械には、ベーラー(圧縮梱包機)やプレス機があります。
金属くずや紙くず、廃プラスチックなどを四角形にまとめることで、輸送コストの削減にもつながります。
3.選別と圧縮の連携がもたらす効果
選別と圧縮は、単独で行うよりも組み合わせることで効果が高まる処理方法です。
たとえば、分別されたプラスチックを圧縮・梱包して再生業者へ送ることで、資源循環のスピードと効率が向上します。
このような中間処理施設では、廃棄物を「ごみ」ではなく「資源」として再生する考え方が重視されます。
最終処分量を減らし、循環型社会の形成に寄与するためにも、選別・圧縮は不可欠なプロセスといえます。
4.安全管理と環境配慮
中間処理の現場では、作業員の安全と周辺環境への配慮も重要です。
粉じん・騒音・振動などが発生しやすいため、防塵マスク・耳栓の着用や防音設備の設置が求められます。
また、油分や可燃性物質を扱う場合は、火気厳禁や漏洩防止措置などのリスク対策が欠かせません。
適切な管理のもとで選別・圧縮を行うことが、安全で持続可能な廃棄物処理業務につながります。
5.まとめ
選別と圧縮は、廃棄物処理の中間段階における基本かつ重要な工程です。
これらの処理を適切に行うことで、最終処分量を減らし、資源の有効利用が促進されます。
今後も、リサイクル技術の進歩とともに、より効率的で環境負荷の少ない中間処理が求められていくでしょう。
※本記事は一般的な情報提供を目的としています。
内容は行政書士 吉田哲朗(行政書士吉田哲朗事務所 代表)が確認し、公開時点の法令・運用基準に基づき監修しています。
実際の申請要件や判断は、各行政庁の指導に従ってください。
- 産廃収集運搬業許可特化事務所
- 行政書士吉田哲朗事務所
申請なら産廃収集運搬申請特化の行政書士吉田哲朗事務所にお任せ下さい。
個人事業主、法人のお客様問わず、たくさんのお問合せを頂いております。
・JWセンターの収集運搬過程終了の行政書士による講習試験アドバイス
・経理的基礎である財務把握はもちろん、中小企業診断士とタイアップ
・最短3日で申請!
〒460-0008
愛知県名古屋市中区栄5丁目19-31 T&Mビル3F-3X
行政書士吉田哲朗事務所
吉田 哲朗
TEL052-380-3173
Mobile:090-6090-0386
Email:info@office-yoshida-te.com
Facebook
Instagram
X(Twitter)
YouTube
投稿者プロフィール

最新の投稿
お役立ちコラム2026年1月27日水銀含有ばいじん等の定義とは何か
お役立ちコラム2026年1月26日水銀使用製品産業廃棄物の定義
お役立ちコラム2026年1月25日13号廃棄物の定義とは何か
お役立ちコラム2026年1月24日燃え殻・ばいじんの判断例について







