住民苦情

公害等調整委員会の調査結果によると、2021(令和3)年度の全国の地方公共団体の公害苦情受付件数73,739件でした。前年度に比べ7,818件減少しました。

このうち、環境基本法で定める典型7公害7割、廃棄物投棄など典型7公害以外の公害3割典型7公害典型7公害以外の公害ともに前年度に比べ減少しました。

苦情件数

典型7公害

典型7公害苦情件数は、51,395件で、多い順

1、騒音

2、大気汚染

3、悪臭

4、水質汚濁

5、振動

6、土壌汚染

7、地盤沈下

です。

典型7公害以外の公害

典型7公害以外の公害苦情件数22,344件で、内訳は

1、一般廃棄物が78.8%

2、建設系廃棄物が4.4%

3、産業系廃棄物(建設系廃棄物と農業系廃棄物を除く)が3.6%

4、その他13.2%

です。

建設系を含む産業廃棄物の苦情件数は、一般廃棄物に比べ少ないが、産業廃棄物の場合

① 投棄量が多い

② 多数の業者がかかわる

大きな社会問題となる事件が多いことに留意する必要があります。

投稿者プロフィール

吉田哲朗
吉田哲朗