DXNの定義と毒性

毒性が非常に強いといわれるDXNとは、ポリ塩化ジベンゾーパラージオキシン(PCDD)、ポリ塩化ジベンゾフラン(PCDF)

コプラナーポリ塩化ビフェニル(コプラナーPCB=Co-PCB)の総称です。

DXNの環境基準及び処分基準等

          規制基準項目                      規制基準

・耐容一日摂取量 (TDI)   一日体重 1kg 当たりの摂取量        4pg-TEQ/体重 kg/日  

                  大気                0.6pg-TEQ/㎥ N

・環境基準等            水質                 年平均値 1pg-TEQ/L

                  底質                150pg-TEQ/g

                  土壌                 1000pg-TEQ/g

・処分基準(ばいじん等)      含有量                3ng-TEQ/g

                        

DXNの人体への主な経路

DXNの人体への主な経路は

 ① 大気の吸入

 ② 食物や水の摂取

 ③ 土壌との接触

です。

環境省及び厚生労働省が推定している日本におけるDXN の摂取は、98%以上が食品経由で、そのうち90%程度が魚介類です。

ただし、1日摂取量は耐用一日摂取量(TDI)の3割以下であり、健康に影響を与えるものではないとされています。

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吉田哲朗
吉田哲朗