PCBとは、

 ポリ塩化ビフェニルのことです。油状であり、耐熱性・粘着性・不燃性と電気絶縁性に優れ、化学的に安定している特性を活かして、主にトランス・コンデンサなどの電気機器に、熱触媒や潤滑油として使用されてきました。安定しており分解されない性質が、PCBの使用を広げました。

PCBの毒性

 PCBの毒性は化学的に分解されにくく、人体に入ると脂肪に溶け、体内に蓄積され、皮膚障害や内臓障害、ホルモン異常を引き起こします。PCBは自然界でも分解されないために、生態系を介して汚染を広げる危険性があり、地球全体の環境問題なのです。

PCB廃棄物

 そのPCB濃度により、高濃度PCB廃棄物低濃度PCB廃棄物に分けられます。

高濃度PCB廃棄物

 PCBのみを取り出し科学的に無害化する処理施設が国内に5ヶ所建設され、それ以外の施設において高濃度PCB廃棄物を処理することはできません。

低濃度PCB廃棄物

 国より無害化処理認定を受けた業者が、PCB廃棄物に関する処分許可を持つ業者であれば処理することができます。

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