近年、産業廃棄物の収集運搬業に関する許可制度の合理化が進められていることをご存知でしょうか?
事業者にとって煩雑だった申請・更新手続きが簡素化されつつあり、今後の事業展開にも大きく影響してきます。

■ 合理化の背景

収集運搬業許可は、都道府県単位での取得が必要であるため、広域展開をする企業にとっては多拠点での重複申請手続きの煩雑さが大きな負担でした。

こうした課題に対応するため、国や自治体では以下のような合理化の取り組みが進められています。


■ 合理化の具体例

  • 電子申請の導入:オンラインでの申請受付が拡大され、郵送や窓口提出の手間が軽減。
  • 添付書類の簡素化:他の行政機関に提出した書類の再提出が不要となるケースも。
  • 統一書式の導入:一部の自治体で書式の共通化が進み、複数申請の手間が軽減。
  • 広域認定制度の活用促進:広域的に収集運搬を行う企業にとって、より実効的な制度活用が可能に。

■ 今後の展望と注意点

この合理化の流れは、デジタル化推進行政手続きの効率化と連動しており、さらに加速する見込みです。
ただし、自治体ごとの運用差はまだ存在しており、現場では従来の対応との併用が必要な場面もあります。

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