
1、知らされないで済まされない
①リスクの最小化することを考える
まず第一に「どのようにリスクを効率的に最小化するか」と考えるべきです。
②リスクを最小化するための実務のポイント
必須事項
・処理業者への処理委託
・委託契約の締結
・マニフェストの交付、照合確認、保存
・廃棄物の保管
努力義務
・処理業者への実地確認
2、処理委託せざるを得ない
どこの会社からでもゴミは出ます。
廃棄物処理法では❝自ら処理❞することも認められていますが、実際にはほとんど処理業者に処理を委託せざるを得ないのが現実です。
処理業者は許可があっても100%は信用が置けないことを前提に慎重な選定することが必要です。
3、❝四位一体❞での管理
法令違反をなくすべくリスクを最小化するためには、❝四位一体❞①廃棄物②マニフェスト③委託契約書④許可証での管理が必要です。
この4つがすべてリンクしていないと、法令違反につながる可能性があります。
4、国と自治体の役割
①排出事業者は自治体の判断に対応
②廃棄物処理法はとても読み解きにくい法律です。そのため、拡大解釈しがちです。また、廃棄物処理法はグレーな部分が多く、曖昧なところが多分にあります。そのため、許可権者である自治体の担当者に判断を仰ぐことが重要です。
5、社内内部監査の活用と処理業者の監査
①廃棄物に関するリスクの潜在化もしくは顕在化を防ぐために、社内の内部監査を有効に活用する方法があります。
その例として、ISO14001などの社内内部監査機能があげられます。
②社内の廃棄物管理が問題ないといって、安心安全であると限りません。
処理業者が廃棄物処理を適正に行っているか確認するためには、処理業者への実地確認が一番最適な手段です。
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