
〜廃棄物処理の重要な工程〜
産業廃棄物処理やリサイクルの現場において、「破砕」と「選別」という工程は非常に重要な役割を担っています。今回は、破砕・選別の基本的な仕組みや役割について解説いたします。
破砕とは
破砕とは、廃棄物や原料を細かく砕く工程です。大型の廃棄物や固形物をそのまま処理することは難しいため、破砕機(シュレッダーなど)を用いて小さなサイズに砕き、後工程での処理や搬送を容易にします。
破砕の主な目的
- 処理効率の向上
小さく砕くことで、焼却・溶融・埋立・リサイクルの各工程がスムーズになります。 - 容積の低減
廃棄物の体積を減らし、保管や運搬のコストを削減します。 - 安全性の確保
大型の危険物(例:金属片、プラスチック部品など)を小さくすることで、作業員の安全性が向上します。
選別とは
選別は、混合された廃棄物の中から再利用可能なもの、有害なもの、不燃物などを分ける工程です。人手による手選別だけでなく、機械選別も活用されます。
選別の主な方法
- 磁選(磁石による鉄の回収)
- 風力選別(軽量物と重量物の分離)
- 比重選別(比重差による分別)
- 光学選別(センサーで素材を識別)
選別の目的
- リサイクル率の向上
再利用可能な資源を適切に分別し、循環利用を促進します。 - 適正処理の促進
各種廃棄物を適切な処理先へ送り、安全で環境負荷の少ない処理を実現します。
破砕・選別の重要性
破砕・選別は、単なる前処理ではありません。適切に行うことで廃棄物の資源化率が向上し、環境保護・資源循環社会の実現に貢献します。また、法令遵守の面でも重要なポイントとなります。
特に産業廃棄物処理業や中間処理施設では、破砕・選別設備の導入と適正運用が企業の信頼性を高める大きな要素となっています。
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